泉大津市宮町 アシナガバチの巣駆除

ハチに営巣された樹木の画像

泉大津市宮町で悪徳業者に不安を感じ駆除を諦めていた近隣のアシナガバチの巣駆除をしてきました。
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目次

悪徳業者に不安を感じ駆除を諦めていた近隣住民を救え!――泉大津市、不信感を安心に変えた「三方よし」のプロのプライド

第一章:熱気の中で感じた、視線の違和感

8月の半ば、照り返す太陽がアスファルトをフライパンのように熱し、立っているだけでめまいがしそうな午後のことだった。

私が向かったのは、大阪府泉大津市の静かな住宅街。ご依頼をいただいたお宅のお庭で、防護服に身を包み、滝のように汗を流しながら蜂の駆除作業を進めていた。

作業中、ふと人の気配を感じて視線をやると、お隣のお宅の玄関ドアが少しだけ開き、中から奥様が顔を覗かせているのが見えた。

私と目が合うと、奥様はどこか気まずそうにサッと家の中へ引っ込んでしまう。

しかし、数分経つと再びドアが開き、またこちらを遠巻きにチラチラと窺っている。

「……ん? どうされたのかな?」

一度や二度ではない。何度も何度も繰り返されるその動作に、私はふと胸騒ぎを覚えた。

作業の大きな音や薬剤の匂いでご迷惑をおかけしているのだろうか。あるいは、作業車や私の動きに対して何らかの不安を与えてしまっているのかもしれない。

理由は何であれ、近隣の方々に不快な思いや不安を抱かせたまま作業を終えるわけにはいかない。

「次に出てこられたら、こちらから笑顔で挨拶をして、丁寧にお声がけしよう」

そう心に決め、手元の駆除作業をキリのいいところまで進めて待っていると案の定、再びドアを開け、奥様がそっと外の様子を窺いに出てこられた。

私はすぐさま作業の手を止め、ヘルメット越しではあるが、満面の笑顔で深々と頭を下げた。

「こんにちは!【家の110番】の中山と申します! 大きな音や蜂の騒ぎでご迷惑をおかけして大変申し訳ありません! もう間もなく駆除は完了しますので、どうかご安心くださいね!」

大きな声で爽やかにお伝えしたその瞬間、奥様の表情がハッと明るくなった。

まるで「このタイミングを待っていました!」と言わんばかりの勢いで、サッサッとこちらへ歩み寄ってこられたのだ。

「あの……すみません! その駆除作業が終わったら、もしよかったら、うちの庭もちょっと見てもらえたりしますか……?」

第二章:はびこる「悪徳業者」の影と、明朗会計という信頼

お隣のお宅の駆除を迅速に完了させ、まずは元々のご依頼主様のもとへ報告に向かった。

「お待たせいたしました、無事に駆除が完了しました! 実はですね、お隣の奥様からも『ハチの巣があるかもしれないから見てほしい』とご相談を受けまして、このままの流れでお隣の様子を見てこようと思うのですが……」

そうお伝えすると、ご依頼主様は嫌な顔一つせず、実に温かい笑顔で答えてくださった。

「まぁ、お隣さんも困ってたのね! どうぞどうぞ、中山さん、車はうちの敷地に置いたままで全然構いませんよ!」

「本当ですか! ありがとうございます! では、お隣の駆除が終わるまで、念のため窓は閉めたままでお待ちくださいね。また終わったらお声がけします!」

ご依頼主様の温かいお言葉に感謝しつつ、私はそのままお隣のお宅へと足を運んだ。

先ほどの奥様にご挨拶をすると、奥様はどこか申し訳なさそうな、しかし切実な面持ちで、これまでの事情を打ち明けてくださった。

「実はね、うち、毎年アシナガバチに巣を作られちゃうんです。今までは主人が手の届く範囲だったので、市販のスプレーを買ってきて自分で駆除していたんですけど……。今回は背の届かない高い木の中に作られてしまって、どうしても自分で届かなくて」

奥様はため息をつき、言葉を続けた。

「かといって、業者さんに頼もうにも……最近、テレビのニュースやネットで『ハチ駆除の悪徳業者』の話をよく聞くじゃないですか。最初に格安の金額を言っておいて、後から何十万円も高額請求されたり、現地に来ても見積もり金額をハッキリ伝えてくれなかったり……。実はご近所でもそういうトラブルに遭った方がいて、怖くてどこにも頼めずに困り果てていたんです」

「なるほど……そういうご事情があったのですね」

私は深く深く納得した。

なぜ先ほどから、奥様が家の中から不安そうにこちらをチラチラと見ておられたのか。

それは私の作業を警戒していたのではなく、「頼みたいけれど、この業者も悪徳だったらどうしよう」「騙されたらどうしよう」という葛藤と戦いながら、助けを求めるタイミングを必死に押し測っておられたからなのだ。

不誠実な業者たちが撒き散らした不信感が、困っている地域住民の手足を縛り、恐怖の中に閉じ込めてしまっている。その現実に、私は強い怒りとプロとしての口惜しさを覚えた。

「奥様、ご安心ください。私はこの地域で地元の皆様とともに生きている、地域密着の駆除業者です。架空の住所を掲げるような業者ではありません。ホームページにもしっかりと自分の顔と名前、そして明朗な料金表を掲載しています」

私は胸を張り、ポケットからスマートフォンを取り出してご案内した。

「当店の料金は、お客様ご自身で簡単にお見積もりが計算できる『ガラス張り』の明朗会計です。現場に来てから理由のわからない不当な追加料金が発生することは絶対にありません。よろしければ、一度うちのホームページをご覧になってみてください」

奥様はご自分のスマートフォンを取り出し、私が提示した【家の110番】のホームページを開かれた。

料金表や施工実績、私のプロフィールを目で追っていくうちに、奥様の硬かった表情がみるみるうちに和らいでいく。

「本当ですね……! 巣の大きさや場所でこんなに分かりやすく書いてあるなら、事前にいくらかかるか自分で計算できて、すごく安心できます! これならぜひ、駆除をお願いしたいです!」

「ありがとうございます! しっかりと手厚い無料保証もお付けしますので、早速この表記通りの料金で駆除に入らせていただきますね!」

第三章:見落としの罠と、プロの執念

樹木の枝葉にぶら下がるアシナガバチの巣の画像
樹木の枝葉にぶら下がるアシナガバチの巣
駆除されたアシナガバチの巣の画像
駆除されたアシナガバチの巣

私はすぐさま防護服に身を包み、奥様が指差し指示された庭木へと近づいた。

鬱蒼と茂る枝葉をじっと凝視する。真夏の強烈な光が葉の影を作り、視界を遮るが、目を凝らしていると、数匹のアシナガバチが特定の位置へと吸い込まれるように飛んでいくのが見えた。

その航跡を目で追った先、枝の入り組んだ奥深くに、茶褐色の不気味な形をした巣がぶら下がっていた。

「見つけたぞ……! そら、食らえっ!」

私は両手に握りしめた強力な薬剤スプレーを構え、ノズルを枝の隙間に突き入れて一気に引き絞った。

「プシューーーーーッ!!」

高圧の薬剤シャワーが容赦なく巣を包み込む。

不意を突かれたアシナガバチたちは、羽ばたく暇すら与えられず、次々と地上へとポタポタと崩れ落ちていった。

私は剪定バサミを取り出し、邪魔な枝葉を慎重に切り払いながら、完全に沈黙した巣と亡骸を残さず回収袋へと収めた。

ふう、と一息つき、周辺の安全確認を行う。

ところが、その時だった。

どこからか飛んできた数匹の「戻りバチ」が、駆除したばかりの樹木の周りをフワフワと旋回している。

最初は「巣を失って混乱している戻りバチか」と思ったのだが、ハチたちの動きをじっくり観察していると、どこか様子がおかしい。彼らは先ほど巣があった場所ではなく、少し離れた別の枝葉の奥へと吸い寄せられるように消えていったのだ。

「……ん? ちょっと待てよ……様子がおかしいな……」

胸に走る微かな違和感。私は諦めず、もう一度、その別の枝葉へと顔を近づけ、葉を一枚一枚かき分けるようにして奥を覗き込んだ。

「――っ!?」

私は思わず息を呑んだ。

そこには、先ほどの巣とは別に、作り始められたばかりの、ゴルフボールほどのかわいらしい小さな巣がひっそりとぶら下がっていたのだ。

「危ないところだった……! 新しい営巣が始まっていたのか!」

営巣間もない小さな巣。葉の陰に完全に隠れており、不覚にも最初のアプローチで見落としていたのだ。

今はまだ指先ほどの小さな巣かもしれない。しかし、このまま放置すれば、10月の最盛期を迎える頃には大人の手のひらを広げたほどの巨大な危険物に成長し、ご家族を襲うことになっただろう。

もし、この小さな巣を取り損ねたまま「作業完了です」と引き上げてしまっていたらどうなっていただろうか。

数週間後、再びハチが暴れ出し、奥様は「やっぱりあの業者もダメだったのか」「騙された」と落胆されたに違いない。そうなれば、【家の110番】の信用はガタ落ちであり、二度と私を頼ってくださることはなかっただろう。

「絶対に妥協はしない。一度引き受けた以上、完璧に仕上げるのがプロだ!」

私は再び薬剤を構え、その小さな新しい巣も完全に駆除・回収した。

さらに気を引き締め直した私は、樹木の隅々から、お庭の全域、さらには軒下や室外機の裏側に至るまで、ハチが好みそうな「怪しげなポイント」を徹底的に再点検した。

他に新たな巣や古巣がないことを完全に確認し、ようやく胸を張って作業完了を宣言することができた。

見落としてた新たな巣の画像
見落としてた新たな巣
無事回収された新たな巣の画像
新たな巣も無事回収

第四章:「三方よし」の心が生む、真の信頼と誇り

すべての作業を終え、防護服を脱いで汗を拭った私は、奥様に完璧な駆除の完了をご報告した。

すると、奥様から「これからハチを寄せ付けないためには、どうしたらいいんでしょうか?」と今後の予防策について尋ねられた。

私は口頭で説明するだけでなく、「例えばですね、この時期は市販の木酢液や忌避スプレーを、ハチが巣を作りそうなこういう場所に吹きかけておくんですよ」と、奥様の目の前で実際にスプレーを噴霧しながら、分かりやすく実践してみせた。

長年、毎年繰り返されるハチの被害に悩み、専門業者からの適切なアドバイスを求めていた奥様。

しかし、世間を騒がせる悪徳業者の影に怯え、相談したくてもできず、聞きたくても聞けず、一人で不安を抱え込んでいたのだ。

「こうして目の前で実際にやって見せていただけると、すごく分かりやすいです! さっそく明日から自分でもやってみますね! 本当に、本当に助かりました……!」

奥様は胸の支えが取れたような、心からの笑顔で何度も頭を下げてくださった。

「奥様、もし今後、少しでも不安なことや分からないことが出てきましたら、いつでも遠慮なくお電話くださいね。無料のアフター保証もお付けしていますので、万が一、同じ場所にまたハチが巣を作るようなことがあれば、何度でも無料で飛んできますから!」

そうお伝えすると、奥様は深く感動されたご様子で、家の中からキンキンに冷えたジュースを持ってきてくださった。

「中山さん、暑い中本当にありがとうございました! これ、飲んでください!」

ジリジリと肌を焼く8月の猛暑の中、差し出されたキンキンに冷えたジュースは、汗だくの体にとってまさに砂漠のオアシスだった。その冷たさと、お客様の温かい真心が喉を潤し、全身の疲労を一瞬で吹き飛ばしてくれた。

最後に、作業中ずっと作業車を停めさせて頂いたお隣のご依頼主様のもとへ向かい、作業完了の報告とお礼を述べた。

「中山さん、お疲れ様でした! お隣さんも助かったみたいでよかったわ。この時期の作業は本当に大変ですね。どうかこの後も、ハチに刺されないように気を付けて頑張ってくださいね!」

温かい気遣いの言葉をいただき、私は胸が熱くなるのを感じた。

お客様との間に生まれるこの温かな信頼関係こそが、私がこの仕事を手がける中で何より大切にしている財産なのだ。

巷で「悪徳業者」と呼ばれる人たちには、この仕事の後に残る爽快感や、お客様と心を通わせた瞬間の感動など、永遠に理解できないだろう。

いや、彼らにとってはそんな心温まる交流などどうでもよく、ただ「どれだけ客からお金を巻き上げられるか」という目先の利益だけが価値のすべてなのかもしれない。

もともと最初から誠実な「商い」を目指す者と、自己の利益のみを追求する者とでは、生きる世界も、見ている景色も全く違うのだ。

もちろん、事業を継続するためには利益は不可欠だ。ボランティアだけでは家族も社員も養えない。

しかし、心を卑しくし、人を騙し、人道から外れてまで手に入れる「汚れたお金」など、私は1円たりとも欲しくはない。

『お前の商いの姿勢は、「三方よし」になっているか?』

疲れた時、迷いが生じた時、私はいつも自分自身にそう問いかける。

近江商人が遺した素晴らしい経営理念である「売り手よし、買い手よし、世間よし」。

売り手である私が適正な対価を得て誇り持ち、買い手であるお客様が安心と安全を得て笑顔になり、地域社会(世間)からハチの脅威が去って平穏が訪れる。

世知辛く、不信感が渦巻く今の時代だからこそ、私はこの「三方よし」の精神をブレない信念として胸に抱き続けなければならないと、深く心に刻んだ。

夕暮れ時、泉大津市の静かな街並みに、爽やかな風が吹き抜けていく。

私は冷えたジュースの缶を握り締め、心からの満足感とともに、次なる救いを求める現場へと向かって力強く車を走らせた。

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