岸和田市 2Fベランダ スズメバチの巣駆除

ベランダに作られたスズメバチの巣
目次

ミカン畑に囲まれたハチ天国の中の孤島―スズメバチとアシナガバチの巣を駆除せよ!

第一章:ミカン畑の海と、ポツンと一軒家

5月も半ばを過ぎると、岸和田の山手はミカン科の白い花が放つ甘い香りに包まれる。

初夏の陽気が肌を刺し始めるこの時期、私のスマートフォンに一本の電話が入った。

「ベランダに、見たこともないような丸い大きな巣があるんです。怖くて外にも出られなくて……」

受話器の向こうから伝わってくるのは、若い奥様の切実な不安の声だった。

場所は岸和田市内。事務所から車を走らせれば20分ほどで到着する距離だ。さっそくGoogleマップで現地の位置を確認する。しかし、画面に映し出されたのは、見渡す限りの緑――一面の果樹園だ。

「道、間違えたかな?」

念のため別の地図アプリで再確認すると、広大なミカン畑の真ん中に、ぽつんと白い屋根が写り込んでいた。どうやら最近建てられたばかりの新しい住まいのようだ。

現場へ向かう道中、私は確信した。

周囲を豊かな自然に囲まれた新築の一軒家。ハチたちにとって、そこは「天敵が少なく、エサも豊富で、雨風をしのげる絶好の営巣地」に他ならない。ミカン畑という「ハチの天国」の中に浮かぶ、静かな孤島。

そこが今回の私の戦場だった。

第二章:マーブル模様の球体と、軒下の不気味な影

ミカン畑に囲まれた一軒家1
ミカン畑に囲まれた一軒家1
ミカン畑に囲まれた一軒家2
ミカン畑に囲まれた一軒家2

現地に到着すると、そこには木の香りが漂ってきそうな、手入れの行き届いた美しい一軒家が佇んでいた。

車を降りて見上げると、2階のベランダの隅に、それはあった。

独特のマーブル模様を描く、ハンドボールほどの大きさの球体。スズメバチの巣だ。

奥様に詳しくお話を伺うと、その巣は去年の8月頃から既にあったのだという。

「あまりに怖くて、それ以来ベランダに近寄ることもできませんでした。洗濯物も、雨の日でも無理やり1階の庭で干しているんです。本当に不便で……」

奥様の悩みはそれだけではなかった。

さらに指差した先、軒下の高い場所を見上げると、そこには大小さまざまな「泥の塊」が、不気味にいくつも付着していた。

「あの泥の塊も、何かの巣でしょうか? 家を建ててすぐ、エアコンの室外機にアシナガバチが巣を作ったこともあって、もう何が起きているのか分からなくて……」

彼女の言葉には、自然豊かな土地に移り住んだ喜びを、ハチへの恐怖が上書きしてしまった悲しみが滲んでいた。

第三章:駆除業者から「専門アドバイザー」へ

ハシゴからベランダに移る
ハシゴからベランダに移る
ハンドボール大のスズメバチの巣
ハンドボール大のスズメバチの巣
除去したスズメバチの巣
除去したスズメバチの巣

私はまず、巣を除去する前に、奥様の不安を解きほぐすことから始めた。

これが私の仕事における第一歩だ。ただ巣を消し去るだけでなく、お客様に「正体を知って安心してもらう」こと。

「奥様、安心してください。あのベランダの大きなスズメバチの巣は、中身が空っぽの『古巣(ふるす)』です。スズメバチは、一度使った巣を翌年再利用することはありません。ですから、あの巣からハチが出てくる心配はもうないんですよ」

軒下に作られたドロバチの巣1
垂木に作られたドロバチの巣1
軒下に作られたドロバチの巣2
軒下に作られたドロバチの巣1
軒下に作られたドロバチの巣3
垂木に作られたドロバチの巣2

次に、軒下の泥の塊について説明を続ける。

「あれは『ドロバチ』の巣です。見た目は少し不気味ですが、彼らは非常に温厚な性質で、こちらから攻撃を仕掛けない限り、人を襲うことはまずありません。単独で行動し、巣を完成させて卵を産んだら、親バチはどこかへ去っていきます。集団で襲ってくるようなことはないので、過剰に怖がらなくても大丈夫です」

私の言葉を聞くたびに、奥様の強張っていた表情が少しずつ和らいでいくのが分かった。

「正しい知識」こそが、未知の恐怖に対する最大の特効薬なのだ。

第四章:徹底した周辺調査 ―― +α(プラスアルファ)の価値

除去した巣跡
除去した巣跡
奇麗に掃除して跡形もなくなった巣跡
奇麗に掃除して跡形もなくなった巣跡

作業自体はスムーズに進んだ。

ベランダのスズメバチの巣を迅速に撤去し、跡形もなく清掃。念のため、二度と同じ場所に執着されないよう、強力な忌避剤をたっぷりと散布した。

しかし、これで「完了です」と帰ってしまっては、プロの名が泣く。

奥様が以前「室外機付近でアシナガバチの被害があった」と仰っていたことが、私の頭に引っかかっていた。

ここからが、私の真骨頂である。

「奥様、周辺をくまなく調査させていただきます。これから本番を迎えるハチのシーズン、新たな悲劇を生まないために点検させてください」

私は脚立を手に、家の周囲を一周し、あらゆる隙間や死角をチェックした。

給湯器の裏、室外機のファンの中、積み上げられたブロックの隙間……。

案の定、予感は的中した。

室外機と給湯器の周辺から、計2つのアシナガバチの巣を発見したのだ。

幸い、これらもすべて去年の古巣だったが、そのまま放置しておけば、ハチたちの「目印」になりかねない。私はこれらもすべて除去し、徹底的に洗浄と忌避処理を施した。

「これで今日から、安心してベランダで洗濯物が干せますよ」

私の言葉に、奥様は「本当に、そこまで見てくださるなんて……ありがとうございます」と、心からの笑顔を見せてくださった。

アシナガバチの巣
アシナガバチの巣

第五章:沖縄のムカデ vs 本土のハチ ― 意外な交流

作業が一段落したところで、興味深いお話を伺った。

ご夫婦は最近、沖縄からこの岸和田へ移住してこられたのだという。

「沖縄はハチよりもムカデが凄かったんですよ」

奥様が事もなげに仰った。私としては、沖縄のムカデは「内地」のものとは比較にならないほど巨大で、毒性も強いイメージがある。

「やっぱり、沖縄のムカデはデカいんですか?」

「ええ、大きいですよ。でも、沖縄ではみんな噛まれたら50度くらいのお湯で洗い流してます。あ、ここ(岸和田)でも去年、こたつの中で噛まれましたけど、小さいものでした」

私は思わず絶句した。(いやいや、本土ではそれがデカいムカデというんですよ。。)

(こたつの中で噛まれて平然としている……まるで蚊に刺されたように言われている。。)

私に言わせれば、空を飛ぶハチよりも、靴の中や布団の中に忍び込み、音もなくいきなり噛みつく巨大なムカデの方が、よほど恐ろしい。

「ムカデは、見つけたら主人が十分な距離を取って慌てずスプレーをかけるだけですから」

そう笑う奥様。

生まれ育った環境、土地柄によって、恐怖の対象はこれほどまでに変わるものなのか。

ハチには怯えるけれど、ムカデには冷徹なハンターとなるご夫婦。そのギャップが何とも微笑ましく、作業の疲れが吹き飛ぶようなひとときだった。

第六章:プロとしての「特化」と、揺るぎない約束

帰り際、奥様から不意にこんな相談を受けた。

「中山さん、ちなみにムカデの駆除もやっていらっしゃるんですか? もしできるなら、定期的にお願いしようかしら」

私は心の中で(奥様やご主人の方が、私よりよほどムカデ駆除のプロです!)と呟きながら、苦笑いを浮かべて丁重にお断りした。

「申し訳ございません。私は『ハチ駆除のスペシャリスト』として特化しております。ハチに関してであれば、どんな些細なことでも世界一の責任感を持って対応させていただきますが、ムカデに関しては餅は餅屋……と言いたいところですが、奥様ならご自身で十分対応できるはずですよ」

私の冗談に、ご夫婦は声を上げて笑ってくださった。

「その代わり、ハチに関しては私が責任を持ってこの家をお守りします」

私は改めて、自分に課した約束を伝えた。

「今日駆除した場所、あるいはその周辺に再び巣が作られるようなことがあれば、14日間の再営巣保証として、即座に駆けつけ無償で対応いたします。これからが夏本番。何かあれば、迷わず私を呼んでください」

結び:緑の孤島に平和を

車に乗り込み、再びミカン畑の中の細い道を通って山を下る。

バックミラーには、先ほどまで「不便で怖かった」はずのベランダで、さっそく様子を伺っている奥様の姿が映っていた。

ハチにとっては「天国」のようなこの地。

しかし、そこで暮らす人間にとっては「平穏な生活の場」でなければならない。

単にハチという個体を排除するだけでなく、お客様の心にある「恐怖」を取り除き、再びベランダという自由な空間を取り戻してもらうこと。

「これで洗濯物が干せる」

その当たり前の幸せを守るために、私は今日も防護服を抱え、次の現場へと向かう。

岸和田の初夏の風は、ミカンの花の香りを乗せて、どこまでも心地よく吹き抜けていった。

「ハチのことなら、家の110番へ」

その看板に偽りなし。私の胸には、プロとしての確かな誇りが刻まれていた。

ハチの巣を見つけたら、【家の110番】にせください
「家の110番」は明朗会計。事前の無料見積もりで、追加料金は一切いただきません。
安心の14日間再営巣保証: 万が一、同じ場所に巣が戻っても無償で対応します。
対応エリア: 南大阪エリアを中心に迅速に駆けつけます。
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【お問い合わせ・ご相談】 📞 090-9546-7731 📞072-468-9502 (代表:中山)

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